【「運の器」の制御】
攻めの創運は、積極的に「いいこと」を起こすプロセスと言ってもいいでしょう。
しかし、何が何でも「いいこと」を起こそうとするわけではなく、高額の宝くじが当たるような極端な変化を求めたりもしません。なぜなら、人間には誰しも、「運の器」があるからです。
運の器とは、「幸せや楽しみを一度に享受できる量」のことを言います。私は、指導の経験上、各自の無意識の傾向に応じて、一人ひとりにおよそ決まった器の容量があると考えています。
器の大きさは、広げようとして広げられるものではありません。無理やりに、あるいは意図せずに、容量を大幅に超えるものを手に入れた場合、超えた分は何らかの形で失われます。
例えばコツコツ働いて堅実な収入を得るという財運の器を持つ人に、突然、何億円もの遺産が入ってくれば、確実に容量を超えます。そうすると、その人の無意識レベルの条件に応じて、散財や投資の失敗で金銭を失ったり、健康や家庭の安定など、金銭以外の何ものかを失ったりすることになるのです。
「禍福は糾える縄の如し」ということわざが指すのは、まさにこのことを言うのでしょう。創運においては、想定外の「禍」を招かないように、慎重に運の器を広げていきます。