【人間関係に介入する無意識】
では、無意識が意識に介入する様子を見ていきましょう。
あなたが知らない人たちと一緒にエレベーターに乗っているとします。年齢も性別もバラバラです。急にエレベーターが停止し、しばらくその時間が続きます。故障ということはわかりますが、この先どうなるのか不安になります。そんなときあなたは、最初に誰に話しかけるでしょうか。
話しかけやすそうに思える人がいる反面、何となく話しかけたくないと感じる人もいます。「誰に声をかけるかなど偶然だ」と考える方もいるかもしれません。しかし仮に同じような状況に何度か遭遇したなら、あなたが最初に話しかける相手はいつも似たようなタイプになるでしょう。つまり、私たちが親しみを覚える相手には、一つの傾向があって、それを決めているのが無意識です。
無意識が友人・結婚相手の選択に影響を及ぼすというのは、このような意味なのです。
どういう人に親和性を抱くかは、社会においてあなたが生きる土台であり、そこにも無意識の影響が及んでいるということです。