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うん、これもね、どの象を当てはめるか、という問題になってくるんだけど…。例えば、乾には、円満とか健全とかいうイメージもありますよ。剛健とかね。でも同時に乾には天というイメージもあるでしょう。そうするとね、これは実体がない、とこう読むこともできるんです。あとは、神のイメージとか、始め、父親、君主、精神的にしっかりした人、老夫、大人、武人、首、それから竜のイメージもあるよね。あとは馬のイメージもありますよ。これは『説卦伝』の中に、『乾を馬とし、良馬とし』という辞(ことば)があります。あとは、虎のイメージがありますね。これは『天沢履(てんたくり)』という卦の中にあります。卦辞に『虎の尾を履(ふ)む。人をくらわず。亨る。履は、柔にして剛を履(ふ)むなり』とありますから、ここでの虎とはつまり乾のことなんだね。あとは大きな川ですね。単に水という場合は普通は坎(かん)ですけど。あとは、金、ゴールドね。
例えばこの人はどんな金持ちかを占うときに、『火風鼎(かふうてい)』が出たとする。この卦の構 成は初爻から順に、陰・陽・陽・陽・陰・陽ですから、これは金持ちだと判断します。なぜかと言えば、この卦の形を見て欲しい。この卦は、二爻、三爻、四爻が陽・陽・陽で、乾が入ってるでしょう。そして、この乾の外に何があるかと言えば、陰・陰・陽がある。初爻の陰、五爻の陰、上爻の陽だね。これは何の卦かと言えば艮(ごん)だね。そして『艮は門となす』から、つまり家の中に金をしこたま貯めていると、こういう形にとれるわけだ。
このようにいろんな判断の仕方があるんです。そして方向にすれば北西ですし、季節にすれば11月頃の晩秋から初冬だしね。乾はだいたいこんなものかな。
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